美瑛町 希少なアスパラガス“ラスノーブル”の収穫最盛期

道内有数のアスパラガスの産地、上川の美瑛町ではオランダ原産の希少な品種「ラスノーブル」の収穫が最盛期を迎えています。

JAびえいによりますと、美瑛町は年間におよそ170トンのアスパラガスを出荷している道内有数の産地で、そのうち3分の1がオランダ原産の品種「ラスノーブル」です。
「ラスノーブル」はオランダで種の生産が終了した希少な品種だということで、美瑛町が培養技術で育てた苗で試験栽培を続けているほか、町内ではアスパラガス農家83軒のうち45軒が安定的な生産を目指して栽培を続けています。
このうち沢尻朋希さんの畑では今月中旬から始まった収穫が最盛期を迎えていて、沢尻さんは1本ずつ丁寧に収穫していました。
「ラスノーブル」はもともとはホワイトアスパラガスの品種で、食感のやわらかさとかめばかむほど際立つ甘さが特徴だということです。
沢尻さんは、「食べていただけると違いのわかる品種です。焼いてそのまま塩をつけていただくと、より甘さが感じられます」と話していました。
美瑛町で栽培されている希少なアスパラガス「ラスノーブル」の収穫は来月下旬まで行われ、道内各地に出荷されるということです。