道南初の地鶏生産へ ひな誕生

道南で初となる地鶏の生産を目指している七飯町の養鶏場で、ひながふ化し、来年の出荷に向けて準備が進んでいます。

七飯町にある小野養鶏場では道南で初めてとなる地鶏の出荷を目指して試験的な飼育が進められていて5月中旬、およそ25匹のひなが卵からかえりました。
地鶏として出荷するには、75日以上の飼育など一定の条件が設定されていて、この養鶏場では地面に放す「平飼い」で、4か月近くかけて育てるということです。
また、初年度となる来年の出荷数は1日あたり50羽を目指し新しいハウスや食肉処理場の整備も予定していて、道南各地で飼育しても品質にばらつきが出ないようひなやエサなどを提供したいとしています。
小野養鶏場の小野美孝代表は「広さを確保して飼育するのでたくさん運動しながら健康にのびのびと育ってほしいと思います。最初は数が限られるのでまず飲食店への出荷を優先し、生産量が増えたら地元の人が食べられるような生産体制をとっていきたい」と話しています。