美唄市の小学校 “農業科”の授業で児童が田植えを体験

米作りが盛んな空知地方の美唄市の小学校には農業を通して地元の魅力や人との関わり合いを学んでほしいと、「農業科」という授業が開設されていて、22日、児童たちは田植えを行いました。

「農業科」と題した授業は、美唄市の2つの小学校で総合的な学習の時間として昨年度から開設されていて、地元の特産について学んだり、コメ作りなどを体験したりします。
22日は中央小学校の5年生の児童46人が、地元の農家の5アールの田んぼで「ななつぼし」の苗を植えました。
児童たちは、ぬかるみに足を取られて泥だらけになりながらも、慣れてくると手際よく、等間隔に苗を植えていました。
田植えを体験した児童は、「全然疲れていないと思っていたけれど、最後のほうは腰がすごく痛くなりました。きれいに苗を並べて植えることができて楽しかったです」と話していました。
美唄市教育委員会の石塚信彦教育長は、「農業そのものを勉強するというのではなく、農業を糸口にして、環境や生き物などに学びを広めたり深めたりしてほしい」と話していました。
子どもたちが植えた苗は9月中旬ごろ収穫の時期を迎え、自分たちで刈り取ったコメで収穫祭をする予定だということです。