アラスカの北米最高峰で札幌の40代日本人男性が死亡 滑落か

アメリカのアラスカ州にある北アメリカ大陸最高峰の「デナリ」、かつて「マッキンリー」と呼ばれた山で、札幌市の日本人男性が遺体でみつかり、一帯を管理する国立公園局は登山中に滑落したとみています。

アメリカ国立公園局によりますと、アラスカ州にある標高6190メートルの北アメリカ大陸最高峰の山「デナリ」で20日、山岳レンジャーが日本人男性の遺体を収容したということです。
そして亡くなった男性は、札幌市の40代の「T.Hagiwara」さんだとしています。
男性については、今月19日に家族から数日にわたって連絡がとれないという通報があり、捜索の結果、標高およそ5200メートルの地点で発見されたということです。
国立公園局は、単独で登山中、急な斜面で滑落し、衛星通信機器のデータから16日に滑落したとみられるとしています。
「デナリ」はかつて「マッキンリー」と呼ばれていましたが、2015年にアメリカ政府が地元の先住民族が使っていた現在の名前に変更しました。
この山は、世界的な冒険家の植村直己さんが1984年に消息を絶った山としても知られています。