釧路 作業員死亡 会社など労働安全衛生法違反容疑で書類送検

ことし2月、釧路市の解体工事現場で作業員が崩れてきた土砂に埋まり死亡した事故で、労働基準監督署は、工事業者が危険を防止するための措置を講じていなかったとして、会社と当時の現場責任者を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

ことし2月、釧路市昭和南5丁目の解体工事の現場で、28歳の男性作業員が建物の基礎部分のくいを取り除くため、深さおよそ3メートルの穴の中で作業中に崩れてきた土砂に埋まり死亡しました。
釧路労働基準監督署は、工事を行っていた釧路町の解体工事業者「山拾村上商店」が現場でのり面が崩れるのを防ぐための仕切りを設けるなど、危険を防止するための措置を講じていなかったとして21日、法人としての会社とその部長で当時の現場責任者を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
労働基準監督署は、業者が容疑を認めているかどうか、明らかにしていません。