上ノ国町 高校生がヒグマとの共生考える

上ノ国町の高校でヒグマとどのように共生していくかを学ぶ勉強会が行われました。

この勉強会は、上ノ国高校の1年生8人が参加して行われ、桧山振興局でヒグマ対策を担当している職員などがヒグマの生態を説明しました。
上ノ国町での昨年度のヒグマの目撃情報は115件で、39頭が捕獲されたものの年々増加しており農作物などへの被害も相次いでいるということです。
その上で、ヒグマを撃退するためのスプレーの使い方などヒグマに遭遇した場合の対処方法について学びました。
また、ディスカッションでは、「人家の近くにヒグマのえさになるようなものを放置するべきではない」などといった意見が出ていました。
参加した高校生は「共存することは難しいことだと思いますが、人間がヒグマのことをしっかり考えるべきだと思います」と話していました。
桧山振興局環境生活課の西道早紀技師は「北海道でクマと共存していくためにどうしたらいいのか自分の頭で考えるいい機会になったと思います」と話していました。