別海町で北方領土の元島民の子や孫たちが島の歴史を学ぶ

北方領土の元島民の子や孫たちが島の歴史について学ぶ学習会が道東の別海町で開かれました。

別海町の生涯学習センターで18日開かれた学習会には、根室地方を中心に元島民のほか、その子や孫などおよそ60人が参加しました。
はじめに学習会を主催した千島歯舞諸島居住者連盟の松本侑三理事長が「領土問題はひとつの進展もない。こうした学びを足がかりにして返還要求運動を強力に進めてほしい」とあいさつしました。
学習会ではかつて「千島国」と呼ばれた北方領土の歴史について研究する「千島国」通史研究会の横島公司共同代表が講演しました。
横島代表は「千島国」が北海道の行政区分として明治時代に設置され日本が統治していたことや、12世紀の和歌に「千島」が登場することなどを説明し、「領土問題では戦前、戦後に重点を置きがちだが、元島民の暮らしや思いを継承するためにも島にまつわる長い歴史を知ることが大切だ」と話していました。
千島歯舞諸島居住者連盟根室管内後継者連絡協議会の本見泰敬事務局長は「こうした知識を取り入れながら啓発活動や語り部活動に生かしていきたい」と話していました。