外来種ウチダザリガニを駆除 洞爺湖町の市民団体を国が表彰

洞爺湖で特定外来生物のウチダザリガニの駆除を続けてきた市民団体が、自然環境の保全に貢献したとして環境省から表彰されました。

環境省は自然環境の保全などに顕著な功績のあった個人や団体を毎年、表彰していて、今年度は胆振の洞爺湖町の市民団体「UWクリーンレイク洞爺湖」が選ばれました。
洞爺湖では、この団体が中心となって特定外来生物のウチダザリガニの駆除を続けていて、これまでに88万匹以上を捕獲したほか、団体が小中学校での環境学習など、啓発活動に力を入れてきたことが評価されました。
17日は、団体の室田欣弘代表が洞爺湖町の下道英明町長に受賞の報告を行い、今後も団体と行政が連携して、自然環境保全の活動に取り組んでいくことなどを話し合いました。
報告を終えた室田代表は、「近年は全道的に外来種が問題になっているので、広く啓発を行って、多くの人たちに関心を持ってもらえるよう活動していきたい」と話していました。