札幌の園児 ひまわりの絆プロジェクトで交通安全学ぶ

交通事故で亡くなった4歳の男の子が育てていたひまわりの種を植えて、子どもたちに命の大切さや交通ルールを学んでもらおうという取り組みが札幌市で行われました。

「ひまわりの絆プロジェクト」は、13年前に交通事故で亡くなった京都の4歳の男の子が育てていたひまわりの種を、両親が地元の警察署に配ったのが始まりで、現在は全国で花を咲かせる取り組みが広がっています。
16日は札幌市豊平区の認定こども園「とよひら保育園」の園児16人が豊平警察署を訪れ、警察官から手渡されたひまわりの種を花壇に植えていきました。
この後、信号機の模型などを使って横断歩道の正しい渡り方を学び、園児たちは「右見て、左見て進みます」とか「車に気をつけます」などと話していました。
警察によりますと、道内で未就学児がはねられて死亡した事故は去年までの5年間では4件ですが、ことしはすでに2件発生しているということです。
豊平警察署交通第一課の宝田倫照係長は「子どもたちには安全をしっかり確認してから横断歩道を渡ってほしい。ドライバーはこれからの季節は子どもたちの活動が活発になるので、子どもが飛び出してくるかもしれないという心構えで運転してほしい」と話していました。