函館少年刑務所で職業訓練の開講式

函館市の刑務所で、受刑者の社会復帰を支援する職業訓練の開講式が行われました。

函館市の函館少年刑務所は全国に7か所ある「総合職業訓練施設」の1つになっていて、社会復帰を支援するため希望した受刑者が、自動車整備士や海技士、理容師などの資格や技能を取得できる11のコースが設置されています。
職業訓練の開講式が16日行われ、全国の刑務所から集まった49人の訓練生が出席しました。
式の中で函館少年刑務所の渡邊真也所長は「多くの希望者の中からチャレンジする機会を得た自覚と自信を胸に人格を磨き、将来について考える有意義な時間を過ごして欲しい」と述べました。
訓練生の代表者は「技能や資格の習得に向けて精進し、立派な職業人として努力することを誓います」とあいさつしました。
訓練に参加する受刑者は、もっとも長いコースでは2年にわたって講義や実務研修などを受講し、資格を取得することになります。