初夏の訪れ告げる さっぽろライラックまつり開幕 大通公園

札幌に初夏の訪れを告げるライラックまつりが始まり、会場の大通公園は見ごろを迎えたライラックの花を楽しむ多くの人でにぎわっています。

札幌市中央区の大通公園には市の木として親しまれているライラックがおよそ400本植えられていて、新緑の中、紫や白の花を咲かせ見ごろを迎えています。
初夏の風物詩となっている「さっぽろライラックまつり」は15日初日を迎え、オープニングセレモニーでは地元の合唱団がライラックの花にちなんだ歌を歌って、開幕を祝いました。
会場にはさっそく多くの市民や観光客が訪れ、花を眺めたり写真を撮ったりして楽しんでいました。
15日はライラックの苗木も配布され、多くの人が長い列を作り、用意された1000本は30分ほどで配り終わっていました。
苗木を受け取った70代の男性は「ライラックを庭で育てていますが、香りがよく気持ちが華やぎます。私の身長を超えるくらいまで大きく育ってほしいです」と話していました。
1歳の男の子と訪れた30代の母親は「きょうは天気もよくお出かけしたくなります。新型コロナによる制限などもなくなったので、思いきり楽しみたいです」と話していました。
神戸市から夫婦で旅行にきた70代の男性は「ライラックの花は房がたくさんついていてきれいです」と話していました。
「さっぽろライラックまつり」は大通公園の会場では今月26日まで地元の食やワインなどを楽しめるほか、白石区の川下公園でも今月25日と26日に開催されます。