特殊詐欺に気をつけて 北見市の高校生が花と言葉のプレゼント

地域のお年寄りに相次ぐ特殊詐欺への意識を高めてもらおうと、北見市の高校生が母の日にちなんだカーネーションと手書きのメッセージを贈りました。

この活動は北見警察署が北見柏陽高校と協力して企画し、14日は小泉地区の住民センターを訪れた生徒たちが老人クラブの4人のお年寄りにカーネーションの鉢植えを手渡しました。
カーネーションには「お金のことについて聞かれたら、周りに相談しましょう」といった手書きのメッセージが添えられていて、受け取った80代の女性は「うれしかったです。気をつけてだまされないようにしようと思いました」と話していました。
警察によりますと、去年、道内で確認された特殊詐欺は161件で、被害額はおよそ5億7000万円に上っています。
北見柏陽高校の3年生の女子生徒は「詐欺は意外に身近にあると思うので、疑う気持ちを持って気をつけてほしいです」と話していました。
北見警察署生活安全課の桜庭康一朗係長は「1人暮らしの人たちが増えてきているので、友人や近所の人に気軽に相談したり、警察の専用窓口の#9110に連絡してほしい」と話していました。