旭川空港 2023年度利用者105万人 コロナ禍前の水準に

2023年度、旭川空港を利用した人は105万人と、コロナ禍前の2019年度以来、4年ぶりに100万人を上回りました。

旭川市によりますと、2023年度、旭川空港の国内線と国際線を利用した人は104万9553人で、2022年度よりおよそ19万1000人、率にして22%増えました。
100万人を超えるのはコロナ禍前の2019年度(107万9076人)以来4年ぶりです。
このうち、基幹路線の羽田便の利用者は95万8000人あまりで、2022年度(83万2450人)より13万人近く増加したほか、2023年12月に新規就航したLCC(格安航空会社)「ジェットスター・ジャパン」の成田便は3か月で3万人が利用しました。
市は利用者数増加の要因として、新型コロナの5類移行に伴い旅行需要が回復し、観光客が戻ってきたことに加え、円安の影響で海外旅行を控え、国内旅行へ回帰する動きがあるとみています。
旭川市交通空港課は「利用が順調に回復する一方で、空港の地上業務では人手が不足している。今後は人手不足の解消を図りつつ、国際定期便の誘致にも力を入れ多くの観光客を呼び込みたい」と話しています。