おたる水族館 生き物の生態を再現“バイオミメティクス”展

小樽市のおたる水族館では、生き物の生態を技術的に再現して人間の暮らしに生かす「バイオミメティクス」を紹介する特別展が開かれています。

これはおたる水族館が開館50周年を記念して開いているものです。
館内には「バイオミメティクス」の実例が展示されていて、そのひとつがスキー板に貼るシールです。
アザラシが雪や氷の上を移動する際に滑り止めの役割を果たす毛の構造をとり入れているということで、これをスキー板に貼れば雪山を登りやすくなります。
また、ヤモリの体を参考に開発された製品も紹介されています。
ヤモリの足には細かい毛がびっしり生えていて、それが抵抗力を生んで垂直なガラスでも登ることができますが、この構造を表面に応用した手袋は皮膚が弱ってしまった人でも物をつかみやすくなっています。
会場にはこのほか、タコの足の機能を参考にした吸盤なども展示されていて、今回の特別展を企画したおたる水族館の新野雅大さんは「バイオミメティクスは未来に向けてさらに発展していく。これもあれも生き物から学んだことなんだと自分の身の回りの生き物に興味を興味を持つきっかけになれば」と話しています。
「生きものから学ぶ科学技術」と題されたこの特別展はことしの11月24日まで開かれています。