観光シーズン到来 函館 “名探偵コナン”ファンでにぎわう

本格的な観光シーズンに入った函館市は、人気漫画「名探偵コナン」の映画の舞台になったこともあり、観光客に加えて、多くのファンが訪れてにぎわいを見せています。

函館を舞台にした「名探偵コナン」の映画は先月12日から公開が始まり、函館市などはラッピング電車や路線バスの運行など映画に合わせた企画を行っています。
このうち、函館市の五稜郭タワーは、映画で登場する場所を見渡せるほか、市内10か所の観光スポットをめぐるとグッズがもらえるスタンプラリーに参加していて、多くのファンが訪れて専用の台紙にスタンプを押していました。
五稜郭タワーによりますと、先月の利用客数は、映画公開の効果もあって、去年の同じ月に比べて1万1970人多い10万3165人となり、開業以来初めて、10万人を超えて4月としては過去最多になったということです。
神奈川県から訪れた30代の女性は、「映画の舞台だと知って初めて函館を訪れました。スタンプラリーもあるので、舞台となった観光地をめぐるのが楽しみです」と話していました。
五稜郭タワー営業部の横山傑マネージャーは、「映画の公開以降、幅広い年代で訪れる人が大きく増えて、コナンの影響力に驚いています。コロナ禍前の水準を超えたにぎわいになり、うれしく思います」と話していました。