札幌市交通資料館がリニューアルオープン

5月1日、札幌市南区に、市内の地下鉄や路面電車について学ぶことができる「札幌市交通資料館」がリニューアルオープンします。
「みて、きいて、ふれて」がコンセプトで、地下鉄の運転を体験できるコーナーなどもあります。

「札幌市交通資料館」は地下鉄の耐震工事に伴い2017年から休館していましたが、新たな展示室が設けられ、1日リニューアルオープンします。
展示は、「みて、きいて、ふれて」をコンセプトとしていて、このうち、展示室の中央には、大正7年(1918年)、札幌の街で最初に走った路面電車の車両、「木製22号」が展示され、実際に乗り込んで、木で出来た車内の様子を見ることが出来ます。
このほか壁には、地下鉄が開業する前に市内を走っていた路面電車の行き先表示板などが展示されています。
また、「市営交通おと図鑑」というコーナーでは、壁に描かれた地下鉄と路面電車の路線図の上に、それぞれの駅と停留所の名前が書かれたボタンが並び、ボタンを押すと、実際の車内アナウンスが流れます。
10回に1回ほど、ふだんは聞くことが出来ない業務用の放送の音声が流れる仕掛けになっています。
このほか、地下鉄の模型を使って運転を体験出来るコーナーでは、実際の車両で使われた運転台を使って加速や減速を行い、車両の先端に取り付けられたカメラでトンネルの中を映し出しながら、うまくホームに列車を停車させられるか挑戦することが出来ます。
札幌市交通資料館は、1日オープンしたあと、ことしは10月末まで、毎週、水曜日を除く毎日午前9時半から午後4時半まで開館するということです。(※5月2日は休館)
また資料館では、駐車場がないため、来館の際は公共交通機関を利用して欲しいと呼びかけています。
(※地下鉄南北線自衛隊前駅から徒歩5分)