函館市「ふるさと納税」寄付額 昨年度は過去最高に

昨年度、函館市によせられた「ふるさと納税」の寄付額は、過去最高の15億1900万円あまりとなり、今年度は目標額の30億円に向けてノウハウを持つ民間事業者への委託や返礼品の充実に取り組むことにしています。

「ふるさと納税」は個人が自治体に寄付すると住民税などの控除が受けられる制度で、函館市ではイカメシやサケの切り身など海産物が人気を集めています。
函館市によりますと、昨年度の寄付額は15億1960万円と前の年度より3億2200万円あまり増加し、寄付件数とともにこれまでで最も多くなりました。
一方で、目標の20億円には届かず、市は去年10月から厳格化された自治体が寄付を募る際に必要となる経費のルールの変更が影響したとみています。
今後の寄付額については再来年度の2026年度に100億円まで拡大したいとしていて、今年度の目標額は30億円としています。
こうしたなか今年度はノウハウを持つ民間事業者に業務委託を行っているほか、現在は600品目ほどある返礼品を800品目まで増やしたいとしています。
函館市経済企画課は「ふるさと納税のポータルサイトやPR活動などで露出の機会を増やし、より多くの人に函館市の返礼品の魅力を知ってもらいたい」としています。