函館 不正な密輸を防げ 税関など取締りへの協力呼びかけ

不正薬物や金などの密輸入を防ごうと、税関や警察などの関係機関が函館駅前で街頭キャンペーンを行い、取締りへの協力を呼びかけました。

この呼びかけは、覚醒剤や大麻などの不正薬物や銃器、金などの密輸入の「取締り強化期間」にあわせて行われたものです。
26日は、函館駅前に函館税関や函館海上保安部、それに函館西警察署などの関係者およそ20人が集まり、駅の利用者や観光客に「密輸を撲滅する」などと書かれたグッズを配って取締りへの協力を呼びかけました。
函館税関によりますと、ことしは密輸事件が増えていて、3月までの3か月間で不正薬物の摘発がすでに12件と、去年1年間の13件に匹敵し、警戒を強化しているということです。
函館税関監視部の高城典裕部長は「コロナ禍が明けてインバウンドの観光客も増え、密輸のリスクが高まっている。『税関が取り締まっている』という意識を広く社会に浸透させて抑止につなげたい」と話していました。