函館バスの不当労働行為をめぐる控訴審 会社側の違法性を認定

函館バスの従業員が懲戒解雇されたのは不当だなどと訴えた裁判で、2審の札幌高等裁判所は25日までに違法性を認定した1審の判決を支持し、控訴を棄却しました。

この裁判は、函館バスの労働組合、「私鉄総連函館バス支部」に所属する従業員あわせて5人が、不当な懲戒解雇や配置転換を受けたとして、会社と森健二社長を相手取り、地位の確認などを求めているものです。
1審の函館地裁では「悪意または重大な過失による不当労働行為があった」などと判決を言い渡し、会社側の違法性を認定した上で、未払い賃金などの支払いを命じていましたが、これに会社側が控訴していました。
2審の判決で札幌高裁は、「会社側の対応は権利を乱用したものとして無効で、不当労働行為を働こうという意思をもって行われた不法行為だ」と指摘しました。
その上で「1審判決は相当で、控訴には理由がない」として会社側の訴えを退けました。
判決を受けて原告の弁護団は「判決は会社の違法性を1審よりも強調したもので、速やかに是正してほしい。株主である函館市にも対応を求めたい」とコメントしています。
一方、函館バスはNHKの取材に対し、「担当者が不在です」としています。