三笠市の博物館でアンモナイトの化石集めた企画展

化石が有名な三笠市の市立博物館で、古代の「サントニアン期」と呼ばれる時代のアンモナイトの化石を集めた企画展が開かれています。

三笠市では国の天然記念物に指定されている「エゾミカサリュウ」など多くの化石が見つかっていて、特に多種多様なアンモナイトの化石が発掘されています。
その三笠市の市立博物館では、中生代白亜紀の「サントニアン期」と呼ばれる8630万年前から8360万年前の時代のアンモナイトの化石を集めた企画展が開かれています。
この時代にはアンモナイトの形状が多様さを増したと考えられていて殻の表面に多くの突起が生えている種類や、楽器のトロンボーンのような形をした「異常巻き」と呼ばれる種類などおよそ200点が展示されています。
いずれも三笠市立博物館ボランティアの会のメンバーが道内各地で採取した個人コレクションから出品されていて、博物館は、今回の企画展以外では見ることができない貴重なものだとしています。
三笠市立博物館の学芸員、唐沢與希さんは「アンモナイトと一口に言っても形も大きさもさまざま。どんな風に泳いでいたのか、どんな色をしていたのかなど想像を膨らませてほしい」と話しています。
この企画展は来月12日まで開かれ、大型連休中には石の中から化石を取り出す「化石クリーニング」体験などのイベントも予定されています。