道警本部長“闇バイトなど実行役の犯罪グループの壊滅を指示”

道内の警察署長らを集めた会議が25日開かれ、北海道警察本部の伊藤泰充本部長は闇バイトなどを実行役にして特殊詐欺や強盗を繰り返す犯罪グループの壊滅を指示しました。

道警本部で開かれた今年度初めてとなる署長会議には、各警察署の署長や本部の幹部警察官など、オンラインも含めおよそ160人が参加しました。
会議の冒頭、伊藤泰充本部長は近年、増えている、SNSなどで結びつき闇バイトなどを実行役にして特殊詐欺や強盗を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」を念頭に、「情報収集や分析による戦略的な取締りを行い、犯罪グループの壊滅に向けた取り組みを部門横断的に進めてほしい」と訓示しました。
また、最近は、投資名目で資金をだまし取る手口の詐欺被害が、特殊詐欺を上回るペースで増えているということで、伊藤本部長は「被害に遭わないよう幅広い世代に注意を呼びかけるほか、サイバーパトロールを強化するなど実効性のある対策を進めてほしい」と指示しました。