当麻町特産のでんすけすいか 農業用ハウスで苗植え

上川の当麻町で真っ黒な見た目が特徴の高級スイカ、「でんすけすいか」の苗を土に植える作業が行われています。

当麻町特産の「でんすけすいか」は真っ黒な見た目と強い甘み、シャリシャリとした食感が特徴で、毎年、初競りでひと玉、数十万円の値もつく高級スイカとして知られています。
コメの転作作物として栽培が始まったことから、田んぼを助けるという意味で「でんすけ」と名付けられています。
町内の伊林和彦さんの農業用ハウスでは先月下旬からスイカの苗を土に植える作業が始まりました。
ハウスの中はスイカの生育を促すため、暖かく保たれていて、24日も室温が30度以上あるなか、伊林さんは額に汗して苗を1本ずつ丁寧に土に植え付けていました。
伊林さんは「ことしは気温の高い日が多く、順調に育っていると思います。この夏は暑くなるという予報が出ているので、乾いたのどを潤す、でんすけすいかを多くの人に味わってほしいです」と話していました。
当麻町の「でんすけすいか」の収穫は6月中旬から始まり、町全体でおよそ5万玉が出荷される見込みです。