自民 長谷川岳参院議員 威圧的言動は帯広市でも 市調査

自民党で参議院北海道選挙区選出の長谷川岳議員の言動について、帯広市でも「威圧的に感じた」と回答した職員が複数いたことがわかりました。

自民党の長谷川岳参議院議員をめぐっては、道と札幌市で言動を威圧的に感じた職員が複数確認されているほか、幹部らが政策などの説明のために繰り返し東京に出張していました。
これを受けて帯広市は長谷川氏とかかわりのある職員を対象に調査を実施し、これまでのやりとりの内容や面会のために出張した回数などを詳しく調べました。
その結果、経済部と農政部の複数の職員が言動を「威圧的に感じた」と回答していたことがわかりました。
このうちの1人は去年、市も関係する輸出セミナーが開催された際、長谷川氏から参加者が少ないことを叱責され、企業への呼びかけを強化して参加者を増やすよう求められたということです。
また職員が東京に出張したケースは去年8月から先月までに13回あり、農産物の輸出やインバウンドなどに関する説明を行い、費用は170万円あまりかかったということです。
帯広市の幹部はNHKの取材に対し、「自分自身も威圧的な言動を受けたことがあり、頻繁にやりとりする担当者だと大きなストレスになると思う。一方で、出張そのものは適切に行われたと認識している」と話しています。