白老 ウポポイでアイヌ語学ぶ新しい体験型プログラム開始へ

胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」でアイヌ語を話したり、聞いたりしながら学ぶことができる新しい体験型のプログラムが始まることになりました。

ウポポイで今月27日から始まるのは、アイヌ語で「ことばの港」を意味する「イタク トマリ」という新しい体験型のプログラムです。
事前に会場の様子が報道関係者に公開され、アイヌ語の音声と連動した映像が流れるパネルでは、地域によって異なるアイヌ語のあいさつや、発音が似ていても違う意味を持つ単語など、18のことばについて学ぶことができます。
また、大型モニターに映し出されたアイヌ語を読み上げると、動物や楽器など、そのことばが意味する映像が登場するコーナーもあり、アイヌ語を実際に話したり聞いたりしながら、理解を深められるようになっています。
さらに、プログラムを通じて学んだことばをスタッフに伝えると、そのことばについて深く学ぶことができる施設内のスポットを紹介するサービスも実施する予定だということです。
プログラムを担当したウポポイ文化振興部伝承課の山丸賢雄主事は、「アイヌ語を声に出す機会はなかなかないと思うので、アイヌ語を生きたことばとしてぜひ体験してほしい」と話していました。