函館市 事業者連携で奨学金返済支援

若者人材の定着を目指そうと函館市は今年度から市内の事業者と連携し、奨学金の一部返済を支援する新たな制度を始めました。

「はこだてリターンペイ」と名付けられたこの制度は、市が若者の地元就職を後押ししようと今年度から80あまりの中小の事業者とともに始めたもので、正社員として採用された35歳未満の市民には市と事業者がおおむね返済額の3分の2以上の支援を行います。
若者の視点を生かし制度のPRを行おうと市から依頼を受けた函館大谷短期大学の学生グループが動画やチラシを完成させ、23日、代表の石田佳奈さん(20)が大泉市長と面会しました。石田さんは、制度を利用したい人に必要な情報がわかりやすく伝わるようにイラストを用いるなどデザインに工夫したことを紹介しました。
これに対し、大泉市長は、「いいものを作ってもらったのでしっかり活用していきたい」と述べました。
石田さんは、「若い世代の人たちが函館に定着するように少しでも役に立てたらうれしいです」と話していました。