帯広でエゾヤマザクラ開花 過去3番目の早さ

帯広測候所は23日、「帯広市でサクラが開花した」と発表しました。ことしの開花は平年よりも9日早く、1953年の統計開始以来、3番目に早い開花で、桜前線は道東に到達しました。

帯広市中心部にある帯広測候所では、23日午前10時、敷地内にある「エゾヤマザクラ」の標本木で開花の目安となる5輪以上の花が咲いているのを担当職員が確認し開花を宣言しました。
帯広市のサクラの開花は去年より3日遅かったものの、平年よりは9日早く、1953年に統計をとりはじめてから3番目に早い開花となりました。
測候所によりますと、今月上旬に気温の高い日が続いたことが例年より開花を早めたとみられ、今月下旬から来月上旬には満開を迎える見通しだということです。
測候所の近くを散歩していた子どもたちがサクラの木を見上げて楽しむ様子も見られ、道東に訪れた春の息吹を感じていました。帯広測候所の谷本颯大・技官は「今後の気象情報に気をつけながらお花見を楽しんでほしい」と呼びかけていました。