知床観光船 沈没事故から2年 斜里町役場に献花台

知床半島沖で観光船が沈没した事故から2年となる23日、地元の斜里町役場に設けられている献花台には、午前中から犠牲者を悼む人が訪れ花を手向けています。

おととし4月23日、知床半島の沖合で観光船が沈没した事故では、乗客と乗員あわせて20人が死亡し、乗客6人の行方が今もわかっていません。
地元の斜里町役場には事故直後から献花台が設けられていて、事故から2年を迎えた23日も、犠牲者を悼んで花を手向ける人の姿が見られました。
去年に続き、4月23日に献花台を訪れたという町内の40代の女性は「まだ見つかっていない人がいるので、『何か少しでも手がかりが見つかるといいな』という気持ちで献花しました。この日がくると事故のことを思い出して胸が苦しいです」と話していました。
町によりますと、事故以降、町に寄せられた献花は、22日までに2594組にのぼっているということです。
斜里町役場での献花の受け付けは23日午後5時半で終了し、24日からは役場のウトロ支所で受け付けるということです。