函館 近年増加する大雨想定の災害対策訓練

近年、全国各地で増えている大雨による災害に対応するための訓練が、渡島総合振興局で行われました。

道南では3年前に木古内町で道内の観測史上最も多い1時間に136.5ミリの猛烈な雨を観測したほか函館空港でもおととし、1時間に81.5ミリの猛烈な雨を観測するなどしています。22日の訓練は、渡島地方で線状降水帯が発生し函館市、北斗市、七飯町に大雨特別警報が出されたという想定で行われ、道職員のほか、市町村や自衛隊の担当者など14の機関からあわせて73人が参加しました。
訓練では、道が設置した災害対策本部に時間の経過とともに各自治体の担当者などから被害の情報や救助要請などが入りました。
災害対策本部では、道の職員が地図で被害状況をまとめ、自衛隊による救助が可能かどうかや通行できる道路がどこにあるのかなど実際の災害を想定した確認が行われていました。
渡島総合振興局危機対策室の山内保夫主幹は「災害はいつ起きるかわからないので訓練を通じて引き続き関係機関と連携を図っていきたい」と話していました。