函館 飲食店を渡り歩く恒例の「バル街」にぎわう

函館市の歴史的な建物が残る観光エリアで飲食店を渡り歩いて楽しむイベントが21日開かれ、多くの人でにぎわいました。

このイベントは、スペインで立ち飲み居酒屋などの飲食店が「バル」と呼ばれることにちなんで「バル街」と名づけられていて、2004年から始まり地元で親しまれています。
会場は教会をはじめ和洋折衷様式の歴史的な建物などが集まる函館市の観光エリアで、和食や洋食などおよそ60の飲食店が参加しました。
それぞれの飲食店ではイベントにあわせて軽食やおつまみが用意され、多くの人が店を渡り歩いて楽しんでいました。
このうちスペイン料理の店では、訪れた人たちが道南産のジャガイモや豚肉を使ったおつまみを味わいながら、ワインやビールを飲んで会話もはずませていました。
またこのエリアにある「地域交流まちづくりセンター」では、地元の高校生が着物姿でお茶をたてて提供し訪れた人たちをもてなしていました。
市内から訪れた女性は「初めての店にも気軽に行くことができて、とてもいいイベントです。このエリアに来るきっかけにもなっていて市民でも新しい発見があるので楽しいです」と話していました。