古い携帯電話から思い出の写真よみがえらせるイベント 室蘭

長い間使われず、電源が入らなくなった古い携帯電話を再起動させて、思い出の写真をよみがえらせるイベントが室蘭市で開かれています。

このイベントは大手通信会社と地元の新聞社が19日から開催しているもので、午前中から古い携帯電話を持った人が次々と訪れていました。
会場では、通信会社の担当者が、電源が入らなくなった携帯電話のバッテリーを取り外し、専用の機械を使って充電するなどして再起動させると、拍手が起こっていました。
そして、参加した人たちは、思い思いに保存されていた写真を見返し、思い出が詰まった写真を印刷していました。
また、新聞社の担当者が写真を撮影した当時の状況などを聞き取って、文章を作成し、新聞記事のように写真と組み合わせて、手渡していました。
市内の70代の女性は「去年亡くなった主人が元気だったころの写真がいろいろあってよかったです。写真は飾ろうと思います」と話していました。
イベントを開いた通信会社の北山健太郎さんは「思わぬ思い出がたくさんあるので、過去を振り返って喜んでもらいあしたへの糧にしてほしいです」と話していました。
このイベントは20日と21日も行われ、参加費は無料で事前の申し込みが必要だということです。