キュウリウオってどんな魚? 北見市の水族館で企画展

北海道沿岸に生息し、道内ではなじみがある「キュウリウオ」の生態を紹介する企画展が、北見市の水族館で開かれています。

この企画展は、道民になじみ深いにもかかわらず生態はあまり知られていない「キュウリウオ」について深く知ってもらおうと、北見市留辺蘂町の「北の大地の水族館」が初めて開いているものです。
会場には、オホーツク海側の佐呂間町で捕獲した体長20センチほどのキュウリウオのほか、キュウリウオの仲間のチカやワカサギなどあわせて20匹ほどが水槽で展示されています。
また、水槽の横にはパネルも展示され、野菜のキュウリのようなにおいがすることからその名が付けられたことや、エビやカニなど比較的大きな生き物を食べるため、鋭い歯が備わっていることなどがイラストともに説明されています。
「北の大地の水族館」の下野双葉さんは「身近な魚にもかかわらず、気づいてもらえないことが多いので、展示を見て『自分も食べている魚だ』と思ってくれたら」と話していました。
企画展は9月1日まで開かれ、週末を中心に、ウグイの中からキュウリウオを探すイベントや、実際にキュウリウオに触るイベントなどが実施される予定です。