函館でサクラ開花 過去2番目の早さ

函館地方気象台は18日、函館市で桜が開花したと発表しました。平年より10日早く、統計を取り始めた1953年以降、2番目に早い開花となりました。

函館市では、五稜郭公園の中にある「ソメイヨシノ」が桜の開花の目安となる「標本木」になっています。
18日午後3時ごろ、気象台の職員が、標本木で5輪以上の花が咲いているのを確認し、函館市で桜が開花したと発表しました。
気象台によりますと、函館市での開花は、統計を取り始めた1953年以降で最も早い開花となった去年の4月14日に次いで、2番目に早いということです。
きょうは札幌市でも桜が開花し、函館市と札幌市で同じ日に開花したのは2019年以来、5年ぶりです。
五稜郭公園は、桜の名所として知られ、標本木と同じ「ソメイヨシノ」を中心におよそ1500本が植えられていて、開花から4日から5日ほどで満開になる見込みです。
公園を訪れた70代の人は、「開花が気になって毎日、公園を散歩していました」と話していました。
また、公園を訪れた高校生は「満開に咲いた頃に友達と青春を感じる写真を撮りに訪れたいと思っています」と話していました。