小林製薬「紅麹」 健康被害の疑い新たに4人確認 計91人に

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、道は18日、健康被害が疑われる患者が新たに4人確認されたと発表しました。これで、道内で健康被害が疑われる患者はあわせて91人になりました。

道の発表によりますと、健康被害の疑いが新たに確認されたのは、札幌市に住む40代から70代の男女あわせて4人です。
いずれも回収命令の対象となっている小林製薬の健康食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取していて、命に別状はないということです。
このうち40代の女性は、おととし1月から2年以上にわたって「紅麹コレステヘルプ」を摂取していたところ、腎機能に関連する症状がみられたことから医療機関に通い始め、摂取をやめた今は快方に向かっているということです。
これで、道内で健康被害が疑われる患者はあわせて91人になりました。
道は、回収命令の対象となっている製品を摂取して、体に異常を感じたり不安があったりする場合は、医療機関を受診するなどの対応を取るよう呼びかけています。