旭川市が花咲スポーツ公園の再整備の基本構想まとめる

旭川市は老朽化が進む「花咲スポーツ公園」の再整備について基本構想をまとめました。現在の総合体育館を、5000人以上を収容できるアリーナを備えた多目的施設に建て替えるとしています。

旭川市にある「花咲スポーツ公園」には市の総合体育館やスタルヒン球場など多くの運動施設がありますが、その9割以上が完成から30年を超え、老朽化が進んでいます。
市は公園の再整備について検討を進め、3月に基本構想をまとめました。
それによりますと、現在の総合体育館を解体して、5000人以上の観客を収容できるアリーナを備えた多目的施設に建て替えるということです。
新たな施設はプロスポーツの公式戦やコンサートなどの会場として使うほか、災害時の避難所や非常食の備蓄場所としての活用も検討していて、2030年度に運用を始める予定です。
一方、スタルヒン球場や陸上競技場など一部の施設は現状を維持するとしています。
旭川市は、再整備に向けて民間のノウハウや資金を生かす「PFI方式」が導入できるか調査する費用など、およそ3500万円を盛り込んだ補正予算案を市議会に提出し、今月、可決されました。
旭川市スポーツ施設整備課は「スポーツ施設の機能の充実に加えて、新たなにぎわいづくりの場所として、市民が気軽に足を運べる空間づくりを検討していきたい」と話しています。