函館 特養ホームで駄菓子屋ごっこ 「少しでも楽しい時間を」

函館市の特別養護老人ホームで「駄菓子屋ごっこ」と名付けられた催しが初めて企画され、ふだん外出する機会の少ないお年寄りたちが久しぶりの買い物を楽しみました。

この催しは函館市の特別養護老人ホームで介護が必要で外出する機会の少ないお年寄りたちに少しでも楽しい時間を過ごしてもらおうと初めて企画されました。
17日は施設内に設けられた駄菓子屋に見立てたコーナーに安全に食べやすいカステラやドーナツなど懐かしい駄菓子30種類以上が並び、お年寄りたちは、必要な金額を確かめながら買い物をしていました。
そして、お年寄りたちは、入所者どうしでテーブルを囲み、購入したお菓子を食べながら会話を楽しんでいました。
90代の女性は、「楽しいし、おいしいし、とてもいい時間が過ごせました」と話していました。
「駄菓子屋ごっこ」を企画した特別養護老人ホーム「松濤」の堀内法子さんは「施設に入ってしまうとなかなか外出する機会もないですが、自分でお金を払って好きなものを買うという体験を施設にいても楽しんでもらいたいです」と話していました。