芽室町の新嵐山スカイパーク 今年度中に再開へ

経営の悪化から去年で営業を終了した芽室町の観光施設「めむろ新嵐山スカイパーク」について施設を所有する町は再生計画の骨格をまとめ、施設の一部を今年度中に再開させる方向で調整することにしています。

「めむろ新嵐山スカイパーク」は芽室町が出資する第三セクターが運営していたスキー場や宿泊施設などからなる観光施設で、施設の老朽化や新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、去年10月に営業を終了しました。
こうした事態を受け、施設を所有する芽室町は町民への説明会やアンケートで集まった意見をもとに先月、再生計画の骨格をまとめました。
それによりますと、運営については、民間委託への切り替えや国や道の補助金などの活用を検討し、町の財政的な負担を軽減させるとしています。また、スキー場は子どもたちの教育の場としても需要が高いことから、今年度の営業再開を目指し、それ以外の施設についても町民の意見を聞きながら今年度中に具体的な方向性をまとめるとしています。
町では敷地内に新たに商業施設やカフェの設置も検討するとしていて、芽室町魅力創造課は「町民の皆さんに愛されてきた施設なので、再生に向け全力で取り組みたい」としています。