札幌 豊平川で水の事故を想定した救助訓練

本格的な行楽シーズンを前に水の事故を想定した救助訓練が札幌市の豊平川で行われました。

札幌市南区の豊平川で行われた訓練には、道警の水難救助部隊に所属する10人が参加し、はじめに水の流れが速い場所で泳ぎ方を確認しました。
続いて川に流された人を救助する訓練を行い、流される救助者の位置を声をかけ合いながら確認した上で川にロープを投げ込む手順を繰り返し確認していました。
道警によりますと、道内の川では去年1年間に水難事故が15件発生し6人が死亡していて、釣りや水遊びなどの際の事故が多いということです。
道警機動隊の小山内雄亮特務中隊長は、「雪どけシーズンで川が増水しています。事故を防ぐために川に入る場合はライフジャケットを着用し、流れの速い川には近づかないよう気をつけてほしい」と話していました。
訓練は午後も行われ、ボートを使った救助の手順などを確認するということです。