松前町 “サクラ開花”と発表 観測開始以来2番目に早い開花

北海道にも桜前線が上陸です。
サクラの観測を独自に行っている道南の松前町は16日午前、ソメイヨシノが開花したと発表しました。ことしの開花は、1982年・昭和57年の観測開始以来、過去2番目に早いということです。

道内で最も南に位置する松前町は、サクラの名所「松前公園」にあるソメイヨシノを標準木にしていて、毎年、独自に開花を発表しています。
16日は午前11時に町の職員が、基準となる5輪以上の花が咲いているのを確認し、ソメイヨシノの開花を宣言しました。
町によりますと、ことしの開花は平年より11日早く、1982年の観測開始以来、最も早かった去年の4月11日に次ぐ早さだということです。
松前公園には、およそ250種類、1万本あまりのサクラが植えられ「さくら名所100選」にも選ばれていて、今月20日からは「松前さくらまつり」も開催され、花見を楽しめるということです。
札幌市から観光に訪れていた男性は、「今週は咲かないだろうと思っていましたが、開花の日に来られてラッキーですね」と話していました。
松前町商工観光課の松浦慎也公園係長は、「思ったよりも早く開花してびっくりしましたが、咲いてくれてよかったです」と話していました。