北見市で雇用対策会議 イトーヨーカドー北見店の8月閉店受け

ことし8月に「イトーヨーカドー北見店」が閉店することを受けて、従業員の雇用を支援するための対策会議が4月15日、初めて北見市で開かれました。

「イトーヨーカドー北見店」はことし8月18日の閉店が決まっていて、およそ100人が職を失うと見込まれています。
15日は道やハローワークなどの関係機関が集まり、従業員などの雇用について支援策を話し合う会議が、北見市で開かれました。
会議では、4月にオホーツク総合振興局などに専用の相談窓口が設置されたことや、今後は職業訓練などについても周知していくことなどが報告されました。
また3月、ハローワークが従業員に行ったアンケートの結果も発表され、回答した73人のうち、再就職の時期については43%が、希望する職種については71%が「まだ決めていない」と答えたことが報告されました。
一方、希望する勤務地については、全体の79%にあたる58人が「北見市」と答えたということです。
ハローワークはこの結果も参考にしながら、4月22日から3日間、北見店で説明会を開くなど、ニーズにあわせた情報提供を行うことにしています。
ハローワーク北見の永田伸彦所長は「不安を抱えている人も多く、地域に与える影響は大きいので、再就職支援にしっかり取り組んでいく」と話していました。