川西IC付近に物流拠点整備へ 事業組合の設立総会

十勝地方と本州を結ぶ新たな物流の拠点を、帯広・広尾自動車道の川西インターチェンジ付近に整備することを目指し、地元の地権者などが事業組合をつくって設立総会を開きました。

新たな物流拠点は自動車専用道路、「帯広・広尾自動車道」の川西インターチェンジ付近で現在、農地として使われているおよそ40ヘクタールの土地に計画されています。
土地の地権者などは14日、企業誘致などを本格的に進めるために事業組合をつくり、設立総会を開いて今後の事業方針について協議しました。
川西インターチェンジは道東道や帯広空港に近いことや、十勝港でことし新たに横浜港と結ぶコンテナ船の定期航路の開設が予定されていることなどから、地権者らは物流の2024年問題を見据えて十勝地方と本州を結ぶ新たな物流拠点にしようと去年から整備を検討してきました。
今後は、帯広市などと連携して加工業者や倉庫の運営会社の誘致を進め、2025年末までの着工を目指すということです。
事業組合の真鍋公人会長は「十勝の農業や経済の発展に寄与するために、農産物の付加価値を高めるための施設として整備したい」と話していました。