白糠町 アイヌ文化の展示施設がリニューアルオープン

道東の白糠町にあるアイヌ文化の展示施設が改築工事を終えて14日、落成式が行われました。

白糠町にある「白糠アイヌミュージアムポコロ」は、3年にわたる改築工事を終えて14日、リニューアルオープンしました。
落成式には白糠アイヌ協会などの関係者60人ほどが出席し、アイヌの人々が家を新しく建てた際に魔除けの意味を込めて踊る伝統的な舞などが奉納された後、テープカットが行われました。
この施設では▼アイヌの人々の伝統的な住まいを忠実に再現した展示のほか、▼プロジェクションマッピングを使い、アイヌの集落、「コタン」での暮らしを学ぶことができます。
また、▼白糠町出身の工芸作家のアイヌ文様を生かした作品も展示されています。
白糠アイヌ協会の天内重樹会長は「今までは発信しきれなかった白糠町のアイヌ文化をさらに展示できるようになった。白糠町に特化した展示もあるため多くの人に見てもらいたい」と話していました。
「白糠アイヌミュージアムポコロ」は入場無料で原則、月曜日以外の午前9時から午後5時まで開館しています。