標津町でニシン水揚げ 漁獲量急増で去年は日本一に

標津町では近年、漁獲量が増えているニシンの水揚げが盛んに行われています。

標津町では6年前から小定置網漁や底建網漁などでニシンの漁獲量が急激に増え、去年は3605トンと過去最多となり、日本一を記録しました。
ことしは3月下旬からまとまった量のニシンの水揚げが始まり、11日は小定置網漁の漁船7隻が操業し午前7時ごろ漁港に戻りました。
きのうはニシンのほかに大量のコマイが網にかかり漁業者は魚の種類ごとに選別して競りにかけました。
標津漁協によりますと今月11日までのニシンの漁獲量は流氷の影響で一部の漁の開始が遅れたことなどで去年の同じ時期に比べて4割ほどの690トンにとどまっています。
漁業者の小野瀬稔之さんは「ニシンの魚体は例年より大きい」と話していました。
標津沖でのニシンの水揚げは来月いっぱいまで行われるということです。