おびひろ動物園のエゾタヌキ「あん」死ぬ ネット上で人気に

帯広市の動物園で飼育され、落ち葉に埋もれる姿がSNS上でも話題となったメスのエゾタヌキ「あん」が今月はじめに死にました。

2012年に旭川市の旭山動物園で生まれた「あん」は、7年前に帯広市のおびひろ動物園にやってきました。
落ち葉の山にもぐってくつろぐ姿や、水を飲む様子が温泉につかっているように見える姿などを写した映像が動物園のSNSに投稿され、計200万回以上再生されるなど人気となりました。
動物園によりますと、「あん」は先月からふらつきなどの症状がみられるようになり、動物病院で治療を受けていましたが今月2日の朝に死んでいるのが確認されたということです。
おびひろ動物園がSNSで「あん」の死を発表すると、140件以上のコメントがつき、多くのファンが「あん」の死を悼みました。
おびひろ動物園の飼育担当者は「さみしい思いもあるが、エゾタヌキや北海道固有の動物について広く知ってもらえるきっかけをくれた「あん」が残したものは大きく深く感謝している」とコメントしています。