札幌市の80代男性 なりすまし広告で1400万円の被害

有名な実業家になりすました投資広告にアクセスした札幌市の80代の男性がうその投資話をもちかけられ、およそ1400万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査するとともに、著名人をかたるにせの投資広告に注意するよう呼びかけています。

警察によりますと、札幌市手稲区の80代の男性は、2024年2月下旬、動画サイトを閲覧中に見つけた有名な実業家をかたるにせの投資広告を通じて、本人を名乗る人物とLINEでやりとりを始めました。
その後、紹介された投資関係のアシスタントだという人物から「株式や原油、銀などに投資すれば利益があがる」などと勧誘され、3月中旬から4月初めまでに8回にわたって、指定された口座にあわせておよそ1400万円を振り込み、だまし取られたということです。
男性は、有名実業家になりすました投資広告を扱った報道を見て、警察に連絡したということで、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
また、警察は著名人の名前や画像を無断で使ったにせの投資広告に注意するよう呼びかけていて、不審に感じた時には、警察の相談専用窓口「#9110」に連絡してほしいとしています。