函館 高齢ドライバー踏み間違え防止 市が安全装置搭載に補助

高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違え事故が相次ぐ中、函館市は事故を防ぐため2万円を上限として安全装置の搭載に補助金を支給することになりました。

対象となるのは国土交通省から性能認定を受けた踏み間違えを防止する後付けの安全装置です。
市内に住む65歳以上を対象に購入と設置にかかる費用を2万円を上限として、半額支給するということです。
安全装置はアクセルペダルを強く踏み込んだ際に警告ブザーが鳴り、ブレーキが作動するなどの仕組みになっています。
支給を受ける場合、申請書や免許証のコピーのほか、安全装置の購入と設置時の領収証などを提出する必要があります。
警察によりますと、去年、函館方面本部管内で発生したアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故は8件で、このうち6件は65歳以上の高齢者が運転していました。
函館市交通安全課は「高齢者は免許証を返納することが望ましいが、生活のために運転が必要な人もいると思うので、ぜひ活用してほしい」としています。