道内一早い田植えの東川町で全道のコメの豊作祈る“播種祭”

道内で最も早く田植えが始まる上川の東川町で全道のコメの豊作を祈る「播種祭」が行われました。

東川町は道内で最も早く田植えが始まることから、全道の生産地を代表して毎年この時期に、コメの豊作を祈る神事の「播種祭」を行っていて、ことしも地元の農業関係者などおよそ30人が集まりました。
会場の祭壇には、ことしの苗作りに使われる「ゆめぴりか」や「ななつぼし」、酒米の「彗星」など5種類、あわせて25キロの種もみが供えられました。
神職が豊作や農作業の安全を祈願したあと、奉納された種もみが苗床にまかれ、参加者たちはさっそくこの苗床を農業用ハウスに移していました。
「JAひがしかわ」の牧清隆組合長は「近年は記録的な高温や大雨など厳しい環境が続くが、東川産のコメの価値をさらに向上させて、全国の消費者に届けていきたい」と話していました。
東川町では来月上旬から田植えが始まり、9月上旬にはコメの収穫時期を迎えるということです。