むかわ町でハウス栽培の春レタスの収穫が最盛期

胆振のむかわ町で、農業用ハウスで育てた特産の春レタスの収穫が最盛期を迎えています。

むかわ町では、冬は雪が少なく、春は日照時間が長いという気候を生かし、65軒の農家が春レタスを生産していて、ことしは先月上旬から収穫が始まりました。
収穫は今、最盛期を迎えていて、このうち田浦地区にある丸山幸治さんのハウスでも11日朝、家族などと一緒に作業にあたり、およそ1200玉のレタスを包丁を使って丁寧に収穫し、箱に詰めていきました。
ことしは、2月に例年以上の暖かさとなったり、3月に急激に冷え込んだりするなど気温の変化が激しかったため、生育には多少ばらつきがあるものの、品質は例年どおりでいいレタスが採れているということです。
丸山さんは、「むかわのレタスは出荷までの4か月、じっくりと極寒の中で育てるので、普通のレタスより甘みがあって歯ごたえもよい。まずは何もつけずに生で食べて、甘みを感じてほしい」と話していました。
鵡川農協によりますと、4月の春レタスの収穫量は例年、むかわ町が道内で最も多いということです。
むかわ町の春レタスの収穫は来月下旬まで続き、札幌や旭川など道内各地に出荷されます。