帯広市で「障害者手帳アプリ」新たに導入

帯広市は障害者手帳の代わりに見せることで公共施設の利用料などの割引きを受けられるスマートフォン用のアプリを新たに導入しました。

帯広市が4月1日から新たに導入したスマートフォン用のアプリは事前に障害者手帳の情報を登録し、その画面を公共施設などの窓口で見せることで、利用料の割引きなどを受けられます。
市によりますとアプリの導入で障害者手帳の紛失を避けられるほか、手帳を持っていることを知られたくないという人でも抵抗を感じず提示できる効果も期待されています。
アプリの運営会社によりますと、道内ではほかに音更町や千歳市など5つの自治体で導入されているということです。
アプリは体育館や動物園など市内の19の公共施設で利用することができ、市はポスターの掲示などを通してアプリを周知していきたいとしています。
帯広市障害福祉課の堀吉範係長は「公共施設で利用する人が増えれば、民間の事業者の間でもアプリで割引きなどのサービスを提供する取り組みが広がると期待している。障害がある人の社会参画につながってほしい」と話していました。