道内の酒造会社がこの冬仕込んだ日本酒の鑑評会

道内の酒造会社がこの冬に仕込んだ日本酒の出来栄えを確かめる鑑評会が札幌市で開かれました。

この鑑評会は、札幌国税局が酒造技術の向上を図ろうと毎年この時期に開いていて、9日は道内16の酒蔵からあわせて103の新酒が出品されました。
鑑評会は4つの部門で行われ、このうちあまり削っていない米で醸造する「軽精米ゴク味酒」と呼ばれる部門は、今回から新たに金賞の授与が行われました。
この部門で金賞を受賞した日本酒を醸造した小樽市の田中酒造の田中一良社長は「米のもつうまみを表現できたことが評価されたと思う。日本人だけでなく外国人観光客など多くの人に味わってほしい」と話していました。
札幌国税局の松本健鑑定官室長はは「米の生育状況に適応した醸造技術により今回もいい出来栄えの日本酒がそろった。年々、道内の日本酒のレベルが上がってきていると思う」と話していました。