救急出動増加で札幌西区の消防署に救急隊を追加配置

札幌市で高齢化が進むとともに救急車の出動も増える中、西区の消防署に追加の救急隊が配置され、業務の開始式が行われました。

救急隊を増やしたのは札幌市西区の西消防署で、救急救命士など5人からなる「発寒救急隊」が追加で配置されました。
9日業務の開始式が行われ、秋元市長が「市民の安全安心のため引き続き体制を整えていきたい」とあいさつしました。
札幌市では年々、高齢化が進むとともに救急車の出動も増えていて、去年1年間の出動は過去最多の11万9957件と、およそ4分に1回出動している計算になります。
ことしも去年を上回るペースで救急出動が増えているということで、配置された「発寒救急隊」は出動が集中する日中帯の専属で活動することになっています。
救急隊長を務める宮出芳昭救急担当係長は「新たな救急隊として市民の皆さんに誠実に対応していきたい」と抱負を話していました。
また、消防局は119番への通報を適正に利用するよう呼びかけていて、救急車を呼ぶか判断に迷う場合は電話窓口「#7119」に相談してほしいとしています。